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板倉スポーツ少年団野球クラブ公式ブログ

新潟県上越市で活動している学童野球チーム、「板倉スポーツ少年団野球クラブ」のブログです。

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12/02

Wed

2015

投手の投球が場外に出る







シーズンも終わり更新が滞りがちです・・・



またボチボチとルールのことも書いていきたいと思います。





さて、


今回はタイトルの通り



ピッチャーがバッターに投球したボールが逸れて


場外より出てしまった場合の措置です。




野手が投げた送球が逸れて出てしまうことは



特に学校のグラウンドなどではあると思います。



この場合の措置としてはテイク2(走者に2つの安全進塁権)を与えます。
(基準となる塁はシチュエーションによって違います)




では打者に対する投球ではどうでしょう?


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公認野球規則 7・05
次の場合各ランナー(バッターランナーを含む)は、アウトにされる恐れなく進塁することができる。
(h)1個の塁が与えられる場合=バッターに対するピッチャーの投球、または投手板上からランナーをアウトにしようと試みた送球が、スタンドまたはベンチに入った場合、競技場のフェンスまたはバックストップを越えるか、抜けた場合。この際は、ボールデッドとなる。
-------------------------------------------


ということでテイク1です。




もしその投球が四死球や



振り逃げ可能な場面での3ストライク目だったどうでしょう?





打者は四死球等の1塁+テイク1で2塁?






否、



正解はあくまで1塁ストップです。





同様に規則7.05に書かれています。

-----------------------------------------------
(i)フォアボール目、3ストライク目の投球が、球審かキャッチャーのマスクまたは用具に挟まって止まった場合、1個の塁が与えられる。ただし、バッターのフォアボール目、3ストライク目の投球が(h)及び(i)項規定の状態になっても、バッターには1塁が与えられるにすぎない。
------------------------------------------------




ではもし、投球を捕手が弾いた後に場外に出たらどうでしょう?




この場合もテイク1で打者走者は1塁でストップとなります。





あくまで捕手が球を止め損じて触れただけであって、



外に出て行ったのはあくまでも「投球」だからです。






規則7.05(h)の「付記」に以下の文言があり、

----------------------------------------------------
投手の投球がキャッチャーを通過した後(キャッチャーが触れたかどうかを問わない)さらにキャッチャーまたはその他の野手に触れて、ベンチまたはスタンドなど、ボールデッドになると規定された箇所に入った場合及びピッチャーが投手板上からランナーをアウトにしようと試みた送球が、その塁を守る野手を通過した後(その野手が触れたかどうかを問わない)さらに野手に触れて前記の箇所に入ってボールデッドになった場合、いずれも、ピッチャーの投球当時の各ランナーの位置を基準として、各ランナーに2個の塁を与える。
-----------------------------------------------------

これを捕手が1度触ったのでテイク2と勘違いされる場合がありますが、





この文言は、



暴投になったボールを追っている捕手や野手が、



投球がボールデッドになれば1個の進塁であるルールを悪用し、



わざとグラブではたいたりしてベンチなどにボールを放り込み、



余分な進塁を防ごうとする「頭脳プレー」を防止するためのルールであり、




だからきちんと「投球が捕手を通過した後」と規定されているわけです。







まあ、参考まで。







  ◇  ◇  ◇







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08/17

Mon

2015

ボーク(塁でなく通常の守備位置に牽制球を投げる)






たまたま観戦に行っていたBCリーグの試合で



変わったプレーがありましたので紹介します。



(詳細を忘れたのである程度仮定です)









無死1塁でバッター送りバントの構え。



ピッチャーはセットに入り、



今まさにバッターに投球しようかというタイミングで



1塁手がバントシフトのためそろそろ前に出ていきます。




そんな時、



何を思ったかピッチャーが1塁に牽制球を投げました。




当然1塁手はバントシフトに動いていたので塁から離れています。



ピッチャーは仕方なく塁から離れていた1塁手に投げてしまいました。



とたんに1塁審判は「ザッツボーク!」のコールでタイムを取りました。



何故でしょう?





結論から言うと



このような場合


「野球規則8.05 ボーク (h)ピッチャーが不必要に試合を遅延させた場合。」


でボークの運用となっています。





全軟連では競技者必携にもう少し詳しく解説されています。




全日本軟式野球連盟 競技者必携 2015(平成 27 年)
規則適用上の解釈
(10) 投手が、投手板上か、軸足をはずしたかに関係なく、本来の守備位置にいる野手に送球した場合に、その送球がけん制と見られない場合は、ボークが宣告される。(8.05d、h)






その他にも、




ランナーがリードしていないのに山なりの牽制球を投げたり、



ピッチャーがキャッチャーや野手にいわゆるブロックサインを出した場合も



同様に遅延行為とみなされボークとなるので注意が必要です。









まあ、参考まで。







  ◇  ◇  ◇




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07/22

Wed

2015

ブラインドプレイ








梅雨明けしてさすがに連日暑いですね。



日差しも強くて窓のブラインドも完全に閉めたくなります。











ということで、ブラインドプレイについて取り上げます。






例えばランナー2塁で、


ショートが2塁に入って~


守備位置に戻る際にランナーの直前を通過。



ランナーのピッチャーへの視界を遮るそのタイミングで牽制する。



これは以前実際に高校野球などで流行ったプレイで


守備が上手いと思っているお父さん方もいらっしゃると思います。



ルール上はどうでしょう?




タッチアップ(タッグアップ)時の走者の視界を遮る行為と合わせて


現在はアンフェアなプレイとして禁じられています。


----------------------------------
全日本軟式野球連盟 競技者必携 2015(平成 27 年)
競技に関する連盟特別規則
十一 競技者のマナーについて
7 野手が走者の視界を遮る行為(7.06b)
(1) 走者がタッグアップしているとき、野手が走者の前に立ち視界を遮る行為
(2) 野手が走者の前に立ち、ボールを保持している投手板上の投手への視界を遮る行為

------------------------------------



これに対しては野球規則7.06オブストラクション(b)項として


守備側に対する罰則が明記されています。








ブラインドプレイには攻撃側がするものもあります。



例えば、



ランナー1・2塁でショートゴロ。




2塁ランナーはフォース状態で3塁に行く義務があります。



ボールの軌道と走路の交点に立ち止まり



捕球しようしているショートの視界を遮りました。




これについては


即座にタイム。



守備妨害で二塁走者アウト。



無死または1死なら打者走者も二塁走者の妨害行為でアウトです。


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野球規則7.09 インターフェア
(f)ランナーが明らかにダブルプレーを行わせまいとして故意に打球を妨げるかまたは打球を処理している野手を妨害したと審判員が判断したとき、審判員はその妨害をしたランナーにアウトを宣告するとともに味方のプレーヤーが相手の守備を妨害したものとしてバッターランナーに対してもアウトを宣告する。この場合ボールデッドとなって他のランナーは進塁することも得点することもできない。

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立ち止まる(または打球にタイミングを合わせる)意味が全くない場面ですので



妨害の意思が完全に感じ取れるプレイです。





これに対しては


走者と野手の接触がなくともインターフェアの適用となります。




あくまで規則の意思として



フェアにプレイしましょうということですね。




まあ、参考まで。






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07/09

Thu

2015

打順を間違える





打順間違い。


小学生にはありそうな現象です。



実際に起こった場合どうなるでしょう。



間違えて打席に入り、打撃を完了したかしていないかで対処が違います。



ルールではどうなっているでしょう。



野球規則 6・07 『打撃順に誤りがあった場合』に詳しく書いてあります。


が、



長いので要約します(笑)



まず①打撃を完了しなかった場合。


ピッチャーが実際に投球をしたかしないかに関わらず


ペナルティーはありません。



気付いたところから正規の打者がそれまでのカウントと一緒に引き継ぎます。



その間の盗塁や暴投・捕逸などの得点は認められます。



次に②打撃を完了した場合。


これがややこしい。



基本的には間違った打者が生きようが死のうがアウトとなり、


そのアウトは正規の打者に付き、


次打者は正規の打順の打者となります。



すなわち、


例えば1番打者のところで2番打者が間違って打席に入りヒット打っちゃった場合。


正規の1番打者がアウトになったことになり、2番打者が正規の打順でもう1回打ちます。




これ2009年のMLBで実際にありました。


稼頭央、打席に入ることなくアウトに



この場合でもしランナーがいて進塁したりアウトになったとしてもナッシングになり元の塁に戻ります。




記録(スコア)はどうなると思いますか?



理由はわかりませんが規則ではキャッチャーゴロになるそうです。


(松井稼頭央選手も実際に打ってないのに捕ゴロと記録されたそうです)



野球規則 10・03 『公式記録』打撃順に誤りがあったときの記録法




あともうひとつ重要な点。



審判、記録員は打順間違いに気付いても教えてはいけません。



アピールできるのは相手チームです。





記録員はスコア記入の際、



背番号を確認して、その人の打順に記入していかなくてはいけません。



アピールがなければ実際に打った人の打順が正規と認められるからです。



まあ、参考まで。



06/18

Thu

2015

ホームランの解釈




今年少年野球場で柵越えホームランあったようですが、



みんな打ちたいですよね~


私も見たいし打ちたいです。



完全に柵越えは当然として、



微妙なところのルールはどうなっているでしょう。


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全日本軟式野球連盟 競技者必携
規則適用上の解釈
(24) ホームランの解釈
フェンス最上部を境界線とし、打球がこれを直接越えるか、これに触れてスタンドインの場合は本塁打とする。インフィールドに戻ればボールインプレイとする。
打球が外野フェンスの途中の突き出ている部分に触れてスタンドに入った場合は、二塁打とする。
--------------------------------------


文にするとわかりにくいので絵にしてみました。





フェンス一番後ろの最上面に当たって場外に出たらホームラン。


それ以外の部分に当たった場合は出てもエンタイトル2塁打。



先日も甲子園で阪神・福留選手の打った打球がフェンス手前のラバー部分に当たり


さらにそれがダイレクトに角中選手に当たってそのまま観客席へ。



ビデオ判定になりましたが2塁打となりました。



な~んか今年ありそうな気がするんですよね~(笑)




塁審の時はよく見ないと。



まあ、参考まで。



P R

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