ランナーコーチ、ランコーなんて言いますね。
野球規則では名称が「ベースコーチ」となっていて
1塁と3塁ベース近くの「コーチスボックス内」でランナーに指示を与えます。
「コーチスボックス内」とありますが、
プロ野球等でよく見るのは
完全にボックスから出て指示してますよね。
ルールではどうなっているでしょう?
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4.05「ベースコーチ」
(2)常にコーチスボックス内に留まること。-------------------------------------------
アウトです(笑)
でも実は
後段にこんな記述があります。
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「原注」ここ数年ほとんどのコーチが片足をコーチスボックスの外に出したり、ラインをまたいで立ったり、コーチスボックスのラインの外側に僅かに出ていることは、ありふれたことになっているが、コーチは、打球が自分を通過するまで、コーチスボックスを出て本塁寄り及びフェア地域寄りに立ってはならない。-------------------------------------------
やっぱアウト?(笑)
いやさらにその後、
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ただし、相手チームの監督が異議を申し出ない限り、コーチスボックスの外に出ているものとはみなされない。
しかし、相手チーム監督の異議申し出があったら審判員は規則を厳しく適用し、両チームのコーチがすべて常にコーチスボックス内にとどまることを要求しなければならない。
コーチがプレーヤーに「滑れ」「進め」「戻れ」とシグナルを送るためにコーチスボックスを離れて、自分の受け持ちのベースで指図することもありふれたことになっている。
このような行為はプレイを妨げない限り許される。----------------------------------------------
ということで、やっぱり出て指示することは許されているのです。
但し、あくまでプレイの邪魔にならないようにですよ。
ましてや、
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「注3」コーチがプレイの妨げにならない範囲でコーチスボックスを離れて指図することは許されるが、例えば3塁コーチが本塁付近にまで来て得点しようとするランナーに対して「滑れ」とシグナルを送るようなことは許されない。------------------------------------------------
3塁コーチなんで本塁上のコーチングはしてはいけません。
ベースコーチは地味ですが、
実は非常に重要なポジションです。
点を取るための指示だけではなく、
特に子供の場合
ランナーや守備の意識を高めるのにも大事です。
まあ、参考まで。