先日の
アルビBC野球教室で、
野球塾コーチからルール説明と走塁技術解説がありました。
コーチ:「1塁へ駆け抜けの時、ファールゾーンへ行かないとアウトになると思う人?」この質問で手を上げた子供たちが結構いました。
昔そう教わったお父さんも結構いると思います。
これ、昔からの野球あるあるなんですが、
そういうルールは存在しません。
実際の規則はどうなっているでしょう?
いくつか明記されています。
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2・57 『オーバースライド・オーバースライディング』
攻撃側プレーヤーが滑り込みの余勢のために塁から離れてアウトにされる恐れのある状態におけれる行為をいう。本塁から1塁に進む場合には直ちに帰ることを条件として、滑り込みの余勢のために塁を離れることは許されている。
7・08 『ランナーのアウト』次の場合、ランナーはアウトとなる。
(c)
「付記1」バッターランナーが1塁に走るときは、直ちに帰ることを条件としてならば、オーバーランまたはオーバースライドして1塁を離れているときタッチされても、アウトにはならない。
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すぐに戻れば駆け抜けても(滑りぬけても)OKということですね。
でも掛け抜けでアウトになる場合も当然あります。
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7・08 『ランナーのアウト』次の場合、ランナーはアウトとなる。
(j)ランナーが1塁をオーバーランまたはオーバースライドした後、直ちに1塁に帰塁しなかった場合。1塁をオーバーランまたはオーバースライドしたランナーが2塁へ進もうとする行為を示せば、タッチされればアウトになる。また1塁をオーバーランまたはオーバースライドしたランナーが直ちに帰塁しないでダッグアウトまたは自己の守備位置に行こうとした場合も、野手がランナーまたは塁にタッチしてアピールすればアウトとなる。
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どこにもファールゾーンなんちゃらとは書かれていません。
要は2塁へ進もうとする行為というところを
昔はフェアゾーンが基準という風に勘違いしたんだと思います。
このあたり動画で説明されています。
ポイントは、
1.まっすぐファールラインに沿って駆け抜ける
2.駆け抜けたらなるべく早めに振り返る
距離が遠くなるので、
悪送球時の2塁への進塁の対応のためにも、
大きくファールゾーンに切れ込まないことが重要でしょう。
もし1塁手が後退して捕球しているような場合、
衝突を避けるためにフェアゾーン側に駆け抜けても
全く問題はありません。
まあ、参考まで。