19日におこなわれた第45回明治神宮大会大学の部決勝でこんなことがありました。
駒大vs明大のこの試合、
8回表、得点は1-0で駒大1点のリード。
追う明大の攻撃は2死満塁で同点・逆転のチャンス。
カウント2-2から打者が打ちに行きましたが投球が手に当たりボールが転々と。
球審の判定はヒットバイピッチ(死球)で打者1塁へ。
ここで駒大が猛抗議。(これがかなり問題なわけですが、とりあえずそれは置いといて・・・)
審判団協議の結果、判定が覆りスイングで三振・3アウトチェンジとなり
そのまま駒大が3-0で逃げ切りました。
ルールではどうなっているでしょう。
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6・05 『バッターアウト』
バッターは、次の場合、アウトになる。
(f)2ストライク後バッターが打った(バントの場合も含む)が、投球がバットに触れないで、バッターの身体に触れた場合。
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明確にアウトですね。
しかもやり方は別として、
ハーフスイングの場合、ストライクでなかったときだけ
塁審のアドバイスを要請できます。
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9・02 『審判員の裁定』
(c)「原注2」ハーフスイングの際、球審がストライクと宣告しなかったときだけ監督またはキャッチャーは振ったか否かについて、塁審のアドバイスを受けるよう球審に要請することができる。球審はこのような要請があれば塁審にその裁定を一任しなければならない。塁審は球審からの要請があれば直ちに裁定を下す。このようにして下された塁審の裁定は最終のものである。
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ちょっと球審がどぎまぎして現場が非常に混乱してましたが、
動画を見るとキャッチャーが振ってるんじゃないかとアピールしてましたので
球審は速やかに三塁審にアドバイスを受ければよかったんじゃないかと。
その後審判が説明に行った明大側が猛抗議。
しかしこれは全く認められていません。
何故ならストライクの判定は最終のものだからです。
重要な試合なので熱くなるのはわかりますが、
関係者以外の者が入りこんで抗議し、
ましてやヘルメットを地面に叩きつけるなぞもってのほかです。
まあ、参考まで。
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